松本 千明 Chiaki Matsumoto

地球の活動によって形成された⽯と、⼈間の営みの関係に着⽬し、絵画を制作している。⽯は⼀⾒、境界を持った固体のように⾒えるが、その内部はかつての海や⽣命、⽕や⾵の記憶が層となって重なり、再結晶化したものである。どこか⼀部を切り取っても、それは全体の⼀部に過ぎず、表⾯に模様となって現れる粒⼦は、他の時代や場所、存在と深く繋がっている。世界もまた同じように、⾒かけの境界では分断できず、すべてが循環し、関係し合いながら存在している。私は⼤理⽯の部分を描くことで、世界の根源的な構造を模索したい。

経歴
1988年 岡⼭県笠岡市⽣まれ
2012年 多摩美術⼤学美術学部グラフィックデザイン学科 卒業
時間や記憶を内包する物質であり、⽂化や歴史の⽂脈を背負った素材である、⼤理⽯をモチーフに絵画制作を⾏う。2021年から作品発表を始め、視覚を通じて⾝体性を拡張するようなインスタレーションを展開している。